アイドル白鳥白鳥
「白鳥白鳥活動終了のお知らせ」
バイト中に入ってきた通知。
今まで「大切なお知らせ」がやってくる時はバイト中だ。
SECRET GUYZの解散も、テンちゃんの卒業も。
そして、白鳥さんも。
仕事中だから、さらっと読むのが限界だった。それでも目から入って頭に流れてくる情報はもう会えないという事だった。
悪寒がして震えが止まらなくなって動揺していたけど、仕事中だから失敗する訳にもいかず、接客してた。
(アイドルオタクが集う場所なので少し話して和らぐようにしてた)
自粛で会えないから仕事中以外では聞かないようにしていた二丁魁の曲を爆音で聞きながら家に帰った。
文章を読むのが怖くてご飯食べてから腹を括って改めてしっかりと文章を読んだ。
沢山悩んでいた事を知った。
自分と同じ悩みを持っている事を知った。
だけど白鳥さんはきちんと自分と向き合ってその悩みと歩むと決めた。
アイドルを退いて決めた道。
正直に言うとね。正直ね。羨ましい。
でも、悲しいし、寂しい。
だって、沢山助けてくれて、沢山救ってくれて、生きる意味喜びを教えてくれたから。
コンタクトも洋服もメイクも全部白鳥さんがいたから始めたんだよ。まだちゃんとメイクした姿見せられてないよ...。
2時間しか眠れてない頭で一生懸命紡いでいるから許してください。
文章を読んだ時、僕の体と交換出来たらいいのになって思っちゃった。神様って不平等だね...。