「白鳥白鳥の翼になるから。僕の翼でいてください」
1年前のブログ記事です。(長いけどお付き合い願います)
まずこの話を書くにあたり前現場の話も少し含みます、また少しイタイ話もありますのでご了承ください。
僕には、人生を変えてくれたアイドルがいます。
SECRET GUYZの池田タイキさんです。
彼のおかげで僕は自分自身と向き合う事が出来ました。
リリースイベントのツーショットのテーマでシンデレラポーズだった時に膝をついて「あなたをこれからも推していきます。」と言う忠誠のようなものを立ててきたんです。
しかし、ポーズ固定のため互いに膝をついてしまう形だったので完璧ではなかったのです。それが悔しくて、リベンジしたかったのにグループは惜しくも解散してしまいました。
そのツーショットから半年。
再び人生を変えてくれたアイドルに出会いました。二丁目の魁カミングアウトの白鳥白鳥さんです。
とある特典会の最中に白鳥白鳥さんに急に言われたのです。
「今度、跪坐くやつやろうね。タイキさんで出来なかったやつ。」
びっくりしました。Twitterで確かにツイートした事がありました。でもそれは言われた日より1カ月以上も前の話。何気ないツイートでした。
二丁魁の特典会はライブと違う衣装で行われる事がほとんどです。なので僕は雰囲気が似合うので「ウェディングの衣装でやりたい。」って話してその日は終わりました。
それから数日後。それを叶える日が突然やって来ました。対バンライブが終わりチェキを何枚撮ろうか迷って列に並んでいた時です。
颯爽と真横を通るメンバー4人。着ていた衣装はずっと待ってたウェディング衣装。
緊張しながら回って来た自分の番。
緊張し過ぎて「あれがやりたいです…。」しか言えなくて、「あれって?」って聞き返されたけど、跪坐いて手を差し出したら「あぁ!ずっとやりたかったやつ!」って言ってくれて、「じゃあこうした方がいいよね。」って衣装の裾をひらつかせてくれました。

「逆もしたいです…」と言って逆もやってもらいました。どうしても話した言葉があって、
「白鳥白鳥の翼になるから、僕の翼でいてください。」
言った時ハクさんは両手を握ってくれてたままでした。ハクさんも微笑んでくれて、周りにいたメンバーも聞いてたみたいでぺいちゃんは「素敵!」ミキさんは「嬉しい!」って言ってくれて、ハクさんに言ったけど4人に誓ったんだなって、感じました。
白鳥白鳥の翼になるのはあくまで翼の一部です。ハクさんを推している人が世の中にたくさんいます。僕はその中の底辺にいる人間だと思っています。
ハクさんの一番になりたいとは思っていません。
でも、
僕の中ではハクさんが一番なのです。
だからこそ今出来る精一杯の応援をしたい。だから翼になると言いました。
今日は、念願が叶ってから初めての現場です。今日も白鳥白鳥に翼を捧げる人間になりたいです。
この出来事から1年。
僕は再び白鳥さんに誓いをたてようと決めてました。
場所は、自宅から近い柏。この日に被ったのも何か神のいたずらかと思いました。
伝わるか分からなくて、メモで簡単に
「跪坐くので向かい合って手を出してください。」と書いて渡しました。
囲みとぺいはくを撮り終えて、ハクさんとツーショット。
ハクさんの目の前で跪坐いて、手を差し出しました。
元々身長差が激しくさらに低くなってしまったのに、「そうだ!あなたがこっちだね。」って言って少し屈んで手を出してくれて自然を見つめあっていました。いつもなら目を逸らしてしまうけど、ハクさんの熱意と僕の覚悟が目を離しませんでした。
なんかテンパって上手く伝えられなかったけど、ハクさんは
「去年と一緒だね!」って手をぎゅっと握ってくれました。
小さなオタクが大きなアイドルに誓った瞬間でした。
僕は初めて二丁魁のライブを見た時、見えるはずが無い翼を広げて歌う白鳥白鳥を見た時からこの人を追いかけたいって思ったんです。
翼が見える瞬間は、BUG IS LIFEだけだったけど、それからsee you next life 、鶴は千年亀は万年僕の数年が増えました。
この1年で色んな事が変わったけど、覚えてくれている事もあって…。
僕は上手く表現する事が出来ないし、人と上手く接する事も出来ません。好きな事はとことん好きで1度でも嫌だとか思うとずっと避ける。
白鳥白鳥ってアイドルはどんどん成長していてずっとアイドルでいてくれて、ずっと輝いてくれている。
どんな僕でも、変わる勇気を輝く勇気を与えてくれる。
だからこそ何度でも伝えたい。
「白鳥白鳥の翼になるから。
僕の翼でいてください。」
大切な4つ目の宝物
〈GAY❹の感想なのでネタバレ含みます!〉
1 アンハッピーバースデー
1/25品川ステラボールで聴いたアンハピの印象が強すぎて未だに受け止めきれていない。あと、MV見れない。(5/1見て崩れかけた)生死感とか色んな感情がぐるぐるしてしまう。
本当にいい曲で好きなんだけど、自分に突きつけると少し拒絶反応が出ちゃう感じ。受け止めきれない何かがある。
「生まれた理由なんて 誰も知らないはずだけど
生きたい理由なら 少しずつでも わかるような気もしたんだ」
この歌い出しから痛い。自分は「なんで生まれてきたんだろう」って思った時期があったり、親と喧嘩して「生まれて来なきゃよかった」って泣き叫んだ日があったから。その傷に触れたように感じた。
歌詞が全部自分に重なってしまう。ライブでこの歌い出しの時のミキさんと目があった時見透かされているみたいで固まった記憶がある。
2番の
「誰にもぶつけられなくて だから自分に何度もぶつけたんだ
気付くと痛みに慣れすぎて そんな痛みでは ビクともしない
間違った強さを手にしていた」
本当に自分自身に色んな事をぶつけて感情が無くなって、悲しい事あっても辛い事があってもそれで心がどんなに傷ついても、泣けなくなって、それが「強くなった」って勝手に勘違いしていたなって。この影響で今もほとんど泣けません。悲しいのに苦しいのにその感情がうまく処理できないまま。
それでも
「触れられて始めて 生きたいと感じて
初めて1年の短さ大切さに気付く」
これは二丁魁のお陰で感じる事が出来た感情で。「生きたい」って思えるようになったから。そうなったら4人と作った思い出や時間はあっという間で。それが凄く大切な時間で。
「苦しかった日々も 孤独な時代も
あの痛みさえ忘れない。
だってそれは痛みの出口(さき)に
あなたが立っていたから。」
ミキさんは出口におなカマがいた事を考えて歌詞を書いたって話していたけど、僕は出口に二丁魁がいたからって感じました。
2 ボクの夢はお嫁さん
GAY❹の詳細が発表された時タイトルだけでズシンと来た。「きっとバラードで、やめすこ(病める時も健やかなる時も)の続きみたいな曲かな?」って思って。
MV見た時にインパクトとギャップにやられた。ピンク衣装でMVが凄い可愛くて、二丁魁好きになって最初に初お披露目に立ち会えた衣装がピンク衣装だったからその衣装でMVが出来たのが個人的に嬉しかった。
歌い出しの
「無邪気で純粋コドモと 物知り経験豊富オトナの
狭間にここ数年いる僕 こどもなの?オトナなの?」
色んな好奇心やオタク気質で知りたい事は調べるし、こういう事やりたい!って考えを持ってた小学生時代によく大人から「オトナだね。」って言われることが多くて。でも、そのまま歳を重ねてしまうと、同じことしても誰にも褒められたり「もっと考えろ」とか言われてしまう歳になってしまって。その点において自分は「こどもなの?オトナなの?」って思っていたのが重なった。
「何かのためだけに一生 かけてみるのも素敵な人生」
ってまさにオタクだから。アイドルに一生かけます。
3 鶴は千年 亀は万年 僕の数年
振りが凄く好きっていうかスタンドマイク良い…。
「繰り返す 365 達成感 何%?」
の「なんぱぁー」って歌ってるぺいちゃんがめちゃくちゃ好き。
あと
「君しか出来ない事がきっとあるはずさ」
の所で後ろのコーラスで歌い出しの英語の歌詞が聞こえるのが凄く良かった。
「生きてる声を今ここで聞かせて」
って歌詞がなんか凄く好き。
その後の
「長生きなんてしたくなかった
明日さえ見えなかった
想像すると怖かった
やりたい事なんてない
それでもやってみようかな
人が言う“生きる”ってやつを」
って歌う白鳥さんが力強くてライブで見た時もバグズ(BUG IS LIFE)みたいに翼が見えそうだなって感じた。ライブで白サイ焚きたい!って思った。
そのあとの
「聞こえる 見えてる 触れた感触ひとつ残らずに」
もいい。めちゃくちゃいい。なんか肯定してくれてるように感じる。
4 (1+1)×0=0
初めて聴いたのはCDの音源で。耳に入ってきたきまるくんの声が優しくて身体中に電撃走った。
歌い出しがミュージカルって感じた。ピューロランド。メモリーボーイズ。きまるくんメモボ出よ…。って感じた。
きまるくんだから表現出来たんだろうなって曲。あとサクライさんが作ってる曲だからブクガ(Maison book girl)さんみたいだなとも感じた。(だけど2マンでしかブクガさん聴いた事ない)
あと、この曲で好きだ!ってなったのは3:15のミキさん(これは色んな人に言ってるけど)
「どこかで生きているのに もう会えない人は
死んでしまったのと全然違う
そして それは 時に同じで
どこかで生きているのに もう会えない人は
死んでしまったのと全然違う
そして それは 時に同じだ」
ここの低音が好き過ぎて悶えた。耳に急に流れてきて身体中がゾワってした…。
あと。この歌詞を読んで言い表せない気持ちになった。生きてるって分かってても、もう会えない人って記憶の中では最後に会った姿のままで、今の姿を見てもそれは「別人」な気がして。
そのあとのきまるくんのパートで終わるこの曲は高音と低音のバランスが凄く良かったなって。聞けば聞くほど感じた。
5 see you next life
CD手に入れてサイン会までの間に歌詞読んだ時に一目惚れした曲。
「まさにこの人生 前世でエンドロール見ながら急いで
一人描いた粗い物語だ」
この歌い出しの白鳥白鳥がすごい。
あと、
「生まれた場所もこの体も変えられないのが運命でも 多少の不一致も受け入れてきた」
のきまはく
と
「きっとずっと昔 人類が誕生した時には決まってた
人として生きるには悩み争うのが運命」
のぺいはくでBUG IS LIFEの落ちサビ思い出した。
この歌詞読んだ時本当に衝撃で。僕は、FtMで生まれ持ったこの体も性別も今は変えることができない運命でその心の不一致を無理矢理受け入れて生きてきたからそれに当てはまりすぎて。
サイン会の時にも「何が良かった?」って聞かれた時に即答で「see you next life!」って答えたし翌日のFGLでも全く同じやりとりしたくらい好きな曲。
リリイベのライブで振りが見れなかったからちゃんと見たい。
6 ピンポンダッシュ
イントロからTheアイドルソング。多田さんって知って、大学にいるジャニオタに話したら「聴きたい!」って好感触。聴かせたら「これはもう多田さんだね。アイドルソングだね。」って。多田さんの曲聴いた事ある人が聴いたら共感する音。
ミキさんが初めて書いた恋愛の歌。恋愛に疎いけど、CDのぺいちゃんの
「ねぇでも君がいてくれたら
毎日がちょっと楽しくて笑っちゃうんだ
君は想像も出来ないだろうけど」
の歌い方が可愛い。恋する乙女。
あと、振りがめちゃくちゃ可愛い。もう天才。ミキさんが天才すぎる…。
この歌はミキさんとぺいちゃんの曲って感じがする。恋愛に関しての話は2人がする事が多いし。
7 an happy day
歌詞に惚れた曲part2。CD音源で聞いた時惚れた。
アイドルのライブのアンコール前に歌ってそうな曲って第一印象。
「四方八方 嫌なものに囲まれて動けずにいるんでしょ?」
って歌詞から傷口に塩。動いているつもりでも結局足踏みしているだけだなって…。
「本当は隅で壁に寄り添い 生きたくて深く帽子被って
いつも元気に笑っていても 本当はそうじゃない事
ねぇちゃんとわかってるから」
白鳥さんのパートなんだけど、傷に優しい温かさ与えてくれたなって…。いつも触れてくれる時みたいな優しさが歌に乗って優しく撫でてくれた。
「幸せな人達見て 消えたくなる
そんなこと誰にだってある事さ」
ここのみきはくがずっしり響いてきた。他人が幸せになっている事に妬んで消えたくなっている自分がいるのがバレてるみたいで。
「生きていたい時間と 生きたくない時間
終わる頃 生きていたい時間が勝るように
この先は君にだって素敵な日 待っている
いつだってそう願い生きるんだ」
今までの自分じゃ絶対に思えなかった感情だ。でも4人に出会えてもらった温かさがあったおかげで思えた感情。
「焦りも僻みもなく 大きな拍手送って
あげられるそんな人でいてほしんだ
そしたらさ 君がいつか本当に笑う時
大きな拍手を送ろう」
この歌詞読んだ時に、過去の自分自身に手を差し出して優しく抱きしめて、温かさとか愛情を与えてあげたいなって思った。4人からもらった温かさとか愛情を今の自分にも詰め込みたいけど、過去の自分にも分けてあげたいって思った。
この7曲がこれから先ずっと宝物になります。
よろしくお願いします!
Good As Yesterday❹
2019.05.15
2018.4.18→2019.4.16
2018年4月18日
初めてアイソトープラウンジに並んだ時、ライブ見た時、チェキに行った時は知っている人が誰もいなくて不安しか無かった。
Mixの迫力が凄かった「ネコの恩返し」
おなカマの一体感を感じた「マイノリティーサイレン」
ケチャしている世界を初めて見た「三原色カタルシス」
まだ推しジャンも出来なかった「カエルのうた」
唯一MVを見ていた「ウサギと賽子さん」
コールの威力を感じた「耳をすませば」
雰囲気がガラッと変わった「若くない者のすべて」
白鳥さんを推すきっかけ。心奪われた「BUG IS LIFE」
落ち着いた雰囲気でもダンスナンバーだった「TOO SHY SHY PEOPLE」
MCを挟んで歌い出しのきまるくんに飲み込まれた「人を好きになれる君は何度でもやり直せるんだ」
ライブを見て、キラキラした4人に。曲の世界に心奪われた。
Mixって自分が小学生の頃。アニメの声優のライブとかで使われているイメージが強くて。あと、女性地下アイドルで使われているイメージ。だから、自分がMixを叫ぶオタクになれたのがなんだか嬉しかった。
初現場の前物販でCDを買って、チェキ撮った時ミキさんに「ワンマン来て!」って言葉が残ってて帰りにローソン寄って気づいたらワンマンのチケット買って手に持ってた。
5/1のワンマンも当時知らない曲ばかりで。でも後ろに歌詞が表示されるから分かりやすくて。
二丁目の魁カミングアウトの曲がどんどん好きになった。
バイトのシフトも学校の授業もライブに行けるように組むようにした。
HARD GAY SEASONが発表されてすぐツアーのチケット買ってたし、6月7月には名古屋遠征もした。
初めて対バンライブに足を運んだ。白鳥さんに大事なことをお願いした。
初めて深夜のオールナイトイベントに参加した。
HGTファイナルの会場ピューロってが決まった時、場所が嬉しくて仲良くなったばかりのおなカマさんたちににおめでとうって言って貰えたりした。
そのライブは本当に凄くて素敵で、同じライブが見れるならどのライブがいい?って聞かれたら真っ先にこれって言うくらいまた見たいライブだった。大好きと大好きが一緒になったライブ。あと、おなカマネームを貰った大切な日。
8月のHOT GAY SUMMERの為に定期を作って毎日電車乗って朝ライブに行ってからバイトに向かった。
一緒に朝ごはん食べてゲイワゴンやるかなって待ちながらおなカマさんとたくさんお話した。
山手線一周旅で行ったことない場所にたくさん行って、4人が配る勇姿を見た。
行った対バンで見た女子ドルに一目惚れした。今では現場行くようになった運命。
9月にGAY❸が発売されてCDが自分だけの大切な宝物になった。雨の中のライブ。忘れられないし忘れたくない景色。
10月。白鳥さんの聖誕祭。1人で歌い上げる二丁魁の楽曲たち。1曲目にBUG IS LIFE歌ったのは本当に無理過ぎて崩れかけた。
自分の誕生日を迎えた後のライブ。初めて鍵閉めして大事な話をした。その時「そうするって決めたなら私達は勇気を…」って白鳥さんが手をギュッと握ってくれた。
沖縄が中止になり実質初日だったJAPAN GAY TOUR三重公演。この時、白鳥さんが言ってくれた「難しいかもって思ったらやめたっていいからね」って言葉と「あなたはあなただから。無理しないでね。私たちがついてる」って言ってくれたミキさん。立ち向かう勇気も逃げる勇気もくれた。
そのあと結果を報告した時、ミキさんがくれた「私たちはずっと一緒だから!」って言葉に救われた。
ミキさん不在の特典会とライブ。
久しぶりに会ったら「おかえり!」って言われて帰ってくる場所なんだって教えてくれた。
11月。VS GAYのお陰で沢山のアイドルを見る機会が増えた。初めての京都で凄く楽しめた。
12月。ぺいちゃん生誕凄かった。
仙台遠征。会いたかった高校時代の大事な子と再会出来た。
ヴィレヴァン、ゲイロト、ハロウィン、CDGJって年末年始連続ライブで楽しかった。
1月。軽率に行った対バン。きまるくん生誕。名古屋遠征。
そして、ステラボール。1500人の景色。そして、アンハッピーバースデーで大泣きしてた。ここで聞いた「大きくなりたい」に胸が締め付けられた。
あと、初めてZeppTokyo。凄く大きく感じた。
2月。初めて自分で飛行機を取って行った沖縄遠征。バタバタだったけど凄く楽しかったし凄く思い出になった。現場数が少ない月だった。
3月。新宿じゃ無くなったFREE GAY LIVE、大きくなるってこういうことなのかって感じた。豪華な組み合わせだったVS GAY。白鳥さん不在の深夜ライブ。ミキさん生誕祭。SPACE ODDでの対バンライブ。
4月。大阪遠征に行けなかったため2週間ぶりに会えた4人に「ただいま!」って言われて凄い嬉しい気持ちになった。ピューロのイベントが決まって嬉しいことを報告したら「当ててね!」って。
約1年を迎えた4/16。1年前に初めて聴いたのと同じくらい衝撃が走った「BUG IS LIFE」今ではちゃんと飛べる「カエルのうた」
「アルバム出るよ!」って。大切な宝物が増えるんだって改めて感じた。
自分が映ったものだけでも150枚を超えたチェキ。沢山のおなカマさんと一緒に撮ったチェキ。好きなものを組み合わせたピンショットやメンバー同士のショット。それも合わせたら200枚くらいはあると思う。
どれも全部に出来事や背景や思い出があって。どれも全部覚えていたい忘れたくない。
この1年間で、メガネからコンタクトにした。コンタクトもカラコンにするようになった。顔の傷がコンプレックスで少しだけ化粧で隠すようになった。洋服を見るようになって、古着が好きになって自分で服を買うようになった。自分の為にものを買ったり何かをするようになった。
それは4人がくれた言葉やキラキラが自分自身を変えてくれた。ライブの瞬間アイドルとして輝く4人も、人間として寄り添ってくれる優しい4人も全部大好き。
ミキさん、ぺいちゃん、きまるくん、ハクさん。
出会えて本当に良かったです。4人がゲイアイドルじゃなくても好きだったかもしれない。でも、ゲイアイドルになってくれたから出会えた4人で。過去の自分や出来事は忘れられないし未だに自分でも処理しきれない感情もある。でも、4人に出会えて4人がくれた言葉や力のおかげで向き合うことが出来たり、出来ないことに挑戦したりする事が出来ています。
ありがとうって言葉じゃ伝えきれないほどたくさんの感謝があって、1人のドルオタとして返しきれていないけど、
いつも楽しませてくれて
勇気をくれて
元気をくれて
生きる楽しさを教えてくれて
本当にありがとう。
2年目もよろしくお願いします。
PS 好きオタクへ
誘ってくれてありがとう。前現場から一緒の人達には特に感謝している。
二丁魁現場で出会った人たち。こんな僕の話を聞いてくれたり話しかけてくれてありがとう。
2018.4.18
2019.4.16
1年前の悔しさ
2019年3月18日。
今日は(下書き時)、ミキティー本物さんの生誕祭「みきざんまい」が行われました。
前日の3月17日がミキさんのお誕生日でした。
1年前の3月17日。新宿二丁目ではミキさんの生誕祭「GAY24」が行われていました。その名の通り、24時間ライブしていた。「無料だし来れば?」と誘ってくれて凄く楽しみだったのだが、バイトのシフトを見るとその日は1日出勤の日で行けなかった。
それからしばらくして、初めての現場にぼっちで行く事になるのはもう少し先の話。
写真やツイキャス、フォロワーさんの懐古を見るとなんで行けなかったんだろうって悔しさがあって、それは日に日に増しています。
僕が出会ったこの1年間で二丁目の魁カミングアウトは凄く大きくなった。
チェキの時間は短くなったし、ホームの会場でライブは出来なくなって(今後やるのか分からないだけだけど)、少しだけ遠くなった。
でも、ほんの少しだけ。
だから1年前のGAY24に行けなかった事が凄く悔しい。
これからどんどん大きくなっていくって考えると少しだけ怖いな。でも、それは自分の我儘。
いつかは忘れられちゃうから。遠くて見つけてくれなくなっちゃうから。
それでも、二丁目の魁カミングアウトの4人は好きで居続けたい。
ミキさん。今日すっごく楽しかったよ!
あなたの胸にもいるからね!
10時出勤。15時退勤のはずが報告無しに22時まで伸ばされてました。
テレビの影響も少しあり、ランチタイムも忙しく、夜の営業もずっと忙しかったです。
キッチンに立っていると携帯が見れないので、仕込みに戻った時に携帯がやっと見れて通知を確認したら
「お知らせ」
特典会の時間とかかと思ったら、推しが体調不良による出演中止の知らせでした。
そこから再びキッチンに呼ばれたので考えないようにがむしゃらに働いた。
同じような状況になった事がある。
1年前。大好きだったアイドルの解散のお知らせ。
その時も考えないように必死に働いて家帰ってオタクと電話しながら号泣してた。
でも、今回は泣く余裕なんて無くて。とにかく会場に行きたい。間に合いたい一心で準備して終電に飛び乗った。
渋谷着いてひと段落してから、今日のライブ居ないんだって現実見て。
会場入ってから不安で不安で仕方なかった。
ぺいちゃんの影ナレ。「大トリです!」
入場規制がかかったらしい会場で前から2列目。0よりやや上手寄り。3人の表情がよく見えた。
忘れられないしこれからも絶対忘れない景色だった。
まるもうけ。
推しの落ちサビ
「つまんない人生送ってきたな」
のところ。
いつもは推しに指差しなり白サイ焚いて飛んでるんだけどそれも出来ない。
このタイミングで叫ぶ「オレモー!」も言えるか不安だった。
まるもうけのイントロが流れてからやって来る落ちサビ。
ミキさんが真ん中。上手にぺいちゃん。下手にきまるくん。
「裏切り、失恋、嘘、意地、ストレス」
ここでミキさんが会場の客席に向かって歩いて、客席にマイクを向けた。
「つまーんなーい人生送ってきーたな!」
まさかのおなカマ大合唱。
びっくりして、訳が分からなくて泣き叫んだ。
ミキティー本物【二丁目の魁カミングアウト】 on Twitter: "@haku_sakigake… "
騒げる曲の中では一番好きなまるもうけの推しの落ちサビ。そこを3人じゃなくて全員で補うんだもん。
泣き崩れたけど他の曲も白鳥コールが出来て良かった。
最後のMCで「私達の大切な大切な仲間。白鳥白鳥と4人で二丁目の魁カミングアウトです。今日よりもっと素晴らしいステージ見せていきます」ってミキさんが言った時、緊張とか不安の糸が切れてぼろぼろ泣いた。深夜3時過ぎに大泣きした。
チェキで「夜起きてられたね!」とか「夜来るって言ってたもんね!」って。
たまたま着ていった聖誕T見て「ハクちゃんここにいるじゃん!」って。「大丈夫。ちゃんとみんなの胸の中にいるからね!」って言葉で泣いた。
3人、いや4人には敵わないなってやっぱ思った。
とにかく、推しは休んで元気な姿でまたステージに立って欲しいです。一生アイドルしてくれてる未来を信じて。
十六歳
今日行った対バンで、二丁魁が踊ったMaison book girlさんの「十六歳」
Maison book girl / 十六歳 / MV - YouTube
二丁魁のテイストも残しつつ、ブクガさんの雰囲気も壊していなかった。
普段、対バンに行く時は事前の曲予習は一切なしで行っているけど、今回は十六歳だけ聞いて行った。
十六歳って自分の中でどんな時期だったかって聞かれると何も覚えていない。バイトして、アイドルのライブに行ってたくらいしか残ってない。学校生活は、ずっと本読んでいるぐらいしか。たまに、仲良くなったクラスメイトと放課後遊んだりしていたけど。でも、白くも黒くもない灰色のような時期だったと思う。
自分について考えてみると「自分は一体何者なんだろう?」と思ってた気軽する。
ぺいちゃんがtwitterで「十六歳の気持ちになって歌うから。」って書いてたけど、きっと二丁魁4人の「十六歳」も灰色だった気がする。
人と違う事から向き合う事が難しい時期な気がする。
大人になるにつれて灰色は白に近づく。近づくだけで白くはならない。
そんな感じ。
だから、今日感じた「十六歳」は黒くも白くも無い。「灰色」。
でも、心地よくて綺麗な灰色だった。
ブクガさんの披露した、二丁魁の「ウサギと賽子さん」
ウサギと賽子さん -usagi to Saikosan-(music video)/ 二丁目の魁カミングアウト - YouTube
これも、二丁魁とは違う清さ。でも、二丁魁の雰囲気は壊さずブクガさんの魅力が引き出されていた。
どちらも本当に楽しかった!
4人から貰った勇気
2018年10月。
自分の誕生日を迎えた直後のFGLで、4人に話したことがある。
「ツアー三重公演の時、実家に帰省するからカミングアウトしようと思う。」
そう言った直後に、「勇気を!」ってミキさんが手をギュッと握ってその上から白鳥さんの手があって
「そうするって決めたのなら私たちは勇気を。」
って。
この決断する勇気をくれたのは紛れもなく4人で。そんな4人からさらに勇気を貰ってしまった。
いつかは、言わなきゃいけない事ではあった。けれども、怖くて怖くてずっと言えなかった。しかし、誕生日当日。姉から来た誕生日おめでとうのメッセージに「ジェンダーで悩んでるのか何か知らないけど、そんなことで家族崩れるような家じゃないから。」って長文で送られて来て。
僕の父親は、2年前に大病を患って手術していて。再発していないけど、いつまで生きてるかわからないって感じで…。いつか言わなきゃを先延ばしにし続けられないなって。
僕は、パパっ子なので小さい頃はずっとくっついてたし、高校も大学も母親に勉強しろって圧力かけ続けてしんどかった時も「やりたいことやればいい。」って私立行かせてくれて…。
そんな家族に話さなきゃ行け時なのかもしれないと思って決断した。
三重公演の時。
ぺいちゃんが開口一番に「勇気をいっぱいあげなきゃ!」って。「もらいます。」って返したんだけど、きっと表情とか読み取られて「緊張してるんだぁー!」って白鳥さんに背中さすられてた。その手の温もりとか力とか凄く勇気になった。
「頑張れ」って言ってくれたきまるくん。
「難しいかもって思ったらやめたっていいんだからね。」って逃げる勇気もくれた白鳥さん。
「言うのが正義じゃないからね!」ってぺいちゃんも言ってくれた。
チェキ撮り終わったのに手をギュッと握ってくれたミキさんから貰った言葉
「あなたはあなただから!」
「こう言う時って、タイミングで『あっ!今だ!』っていう時が絶対あるから。無理しないで。私たちがついてる。」
欲しかった言葉以上のものを4人から貰った。
今回は母親にだけカミングアウトして結果は、僕の自認や格好は否定しないけど、男として働く場所が無いし難しいから戸籍変更には反対する。って感じでした。
悔しくて、悲しくて実家のベッドでめちゃくちゃ泣いた。自分は、人としできぞこないなんだって痛感した。元々そう思ってたけど。本当に自分は生きている価値がない人間なんだって突き付けられた。
その後FGL
大好きだったけど、来たら絶対泣くって並びながら話した2曲が冒頭連続出来てボロボロ泣いてた。
特典会で「どうだった?」って白鳥さんから話してきてびっくりした。上手く答えられなかった…。悲しさと優しさと色んな感情が入り混じって言葉に詰まっていたらミキさんが
「私たちはずっと一緒だから!」
って言ってくれたの。
その言葉を初めて信じたいって思った。
「ずっと一緒」を信じたいって思った。
本名も出身も知らないアイドルからの言葉を。オタクだけど、1人の人間として誰かを信じたいって思ったの。
4人の笑顔が。4人の与えてくれた言葉が。キラキラした宝石で。
そのキラキラを自分がもらうことは、怖くて申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
真っ黒に汚れた僕を真っ白な手を差し伸べてくれた4人。
僕は二丁目の魁カミングアウトと「ずっと一緒」に色んな景色を見たい。